スティーブ・ジョブズ氏の子供時代
スティーブ・ジョブズ氏は、1955年2月24日、
カリフォルニア州サンフランシスでコ生まれた。
だが、
スティーブ・ジョブズ氏の人生はいきなり波乱を迎える。
ジャーナリスト アラン・ドイッチマン
「ジョブズは、若い未婚のカップルの間に生まれました。そのためすぐ養子に出されたのです」
スティーブ・ジョブズ氏は優しい養父母に育てられ、
機械いじりが好きな養父・ポール・ジョブズと、家のガレージで過ごすのが好きだった。
(ポール・ジョブズとの写真は、講談社刊「スティーブ・ジョブズ」参照)![]()
しかも住んでいたのは、
当時すでに最先端の企業が集まり始めていたカリフォルニア州のシリコンバレー。
そんな環境の中、
スティーブ・ジョブズ氏は、最新の科学技術に触れながら子供時代を過ごしたのである。
だが一方で、養子に出された事実は、
スティーブ・ジョブズ氏の心にくすぶり続け、
スティーブ・ジョブズ氏は、自分が何のために生まれてきたのかを、
生涯追求していくこととなる。
スティーブ・ウォズニアック氏との出会い
巷にヒッピーが溢れ出す1971年、
16歳のスティーブ・ジョブズ氏に、運命的な出会いが待っていた。
その相手が、5歳年上のスティーブ・ウォズニアック。
のちに、“ウォズの魔法使い”と呼ばれる天才エンジニアである。
スティーブ・ウォズニアック
「彼(スティーブ・ジョブズ)とは会ったその日に色々なことを話して、古くからの親友のようになりました」
スティーブ・ジョブズ氏はウォズニアックに対し、
「自分より機械に詳しい奴は初めて見た」
と、負けず嫌いな彼にしては素直に感想を抱いている。
翌年の1972年、
スティーブ・ジョブズ氏は飛び級をしてリード大学に入学するも、すぐにやめてしまう。
その事についてスティーブ・ジョブズ氏は、
のちにゲストとして呼ばれたスタンフォード大学の卒業式でこう語っている。
スティーブ・ジョブズ
「将来なにをしたいのかわからず、大学で見つかるとも思えませんでした。
なのに両親のお金を使い果たしてしまった。それで退学を決意したんです」
大学をやめたスティーブ・ジョブズ氏は、
当時世間の広まりつつあったコンピューターゲームを作る会社で、
エンジニアとして働き始める…。


